ワルプルギスの夜

Walpurgisnacht

~魔女たちの夜宴~

八日目(5/4) ~ ウルム ~ ハイデルベルク ~ マンハイム ~

朝の5時前のまだ暗い Hohenzollernplatz駅

今日は旅行最終日、空港に向かう途中に何ヶ所か観光します。
朝の5時前のまだ暗い Hohenzollernplatz 駅です。Uバーンでミュンヘン中央駅まで移動し、ICE でウルム中央駅(Ulm Hbf)に行きます。

ウルムはアインシュタインが生まれた街

ウルム中央駅。ウルムはあの超有名物理学者アインシュタイン(Albert Einstein)が生まれた街として知られています。

ウルム大聖堂

ウルムのランドマークの大聖堂(Ulmer Munster)。教会としては世界一の高さの161.53メートルを誇り、その高さ故に『神の指』とも呼ばれます。500年以上の年月をかけて1890年に完成しました。

教会としては世界一の高さの161.53メートルを誇ります

768段の螺旋階段により、141メートルの高さの展望台まで上ることができるそうですが、とてもしんどいらしいです。上ってみたかったのですが、朝の7時頃だったので、まだ開いていませんでした。

大聖堂の外壁に描かれていた謎の絵

大聖堂の外壁に描かれていた謎の絵。おそらく日時計だと思います。

聖ウァレンティヌスチャペル

大聖堂のすぐ近くに建っていた聖ウァレンティヌスチャペル(Valentinskapelle)。レンガ造りの頑丈そうな建物です。

ヴァイスハウプト美術館のオブジェ

ヴァイスハウプト美術館(Kunsthalle Weishaupt)の犬だかワニだかよくわからないオブジェ。

色鮮やかな壁画の市庁舎

1370年築の市庁舎(Ulmer Rathaus)。色鮮やかな壁画でビッシリの外壁です。朝早くから入れたことを、日本に帰ってから知りました。残念。

騎士の像があしらわれた噴水

噴水(Fischkasten hist.Brunnen)。中央に騎士の像があしらわれています。

ピラミッドのような形をした図書館

ピラミッドのような形をしたガラス張りの市立図書館(Stadtbibliothek Ulm)。周囲との違和感が凄いです。

ウルム博物館

ウルム博物館(Freunde des Ulmer Museums e.V.)。中世の宗教美術や工芸品が展示されているそうです。

傾いた家シーフェス・ハウス

ヴェルニゲローデに続いて、ここにもありました傾いた家シーフェス・ハウス(Schiefes Haus)。傾いていると言うか、歪んでいますが、現在はホテルとして営業しています。

肉屋の塔

肉屋の塔(Metzgerturm)。その高さは36メートルで、北西の方向に3.3度傾いて建っています。昔、質の悪い肉を売った肉屋が、怒った街の人々の追撃からこの塔に逃げ込み、人々が一斉に塔に押しかけたために傾いてしまった、という逸話があるそうです。

鳥のオブジェ
スズメはウルム市の市鳥

ウルムの街中では鳥のオブジェをいくつも見かけました。この鳥はスズメで、ウルム市の市鳥だそうです。

ウルムの街はドナウ川沿いにあります

ウルムの街はドナウ川沿いにあります。かつてからドナウ川の水運によって栄えてきました。川はあまりキレイではないですね…。

Gold Ochsenはウルムにある醸造所

短時間の観光でしたが、ウルム中央駅に戻ってきました。駅にあった看板の Gold Ochsen は、ウルムにある醸造所です。
スーツケースを引きずりながらの観光だったので疲れました。

菜の花と思しき黄色い花

ハイデルベルクへ移動中の車窓から見た風景。菜の花と思しき黄色い花の絨毯が艶やかです。

シュトゥットガルト中央駅

乗り換え駅のシュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)。駅舎の時計塔の上にはメルセデス・ベンツの社章がデカデカと回転しています。ベンツはシュトゥットガルトに本拠地を持つ会社です。

ハイデルベルク中央駅

ハイデルベルク中央駅(Heidelberg Hbf)に到着しました。なんか見た目はつまらない駅舎です。ネッカー川(Neckar)の下流域に広がるハイデルベルクは、ドイツで最古の大学があることで知られています。

駅前の巨大な馬のオブジェ

駅前には巨大な馬のオブジェが。足が三本しかありません。ノスタルジックな街のイメージとはあっていないような…。
荷物をコインロッカーに入れて、観光に出発です。

ハイデルベルク市内を走る市電

観光のメインの旧市街までは駅からちょっと離れているので、トラムを利用しました。

旧市街の入り口のビスマルク広場

旧市街の入り口のビスマルク広場(Bismarckplatz)。それにしても今日は天気が良いです。昨日もこれくらい天気が良ければ…。

ビスマルク通りから東に向かうハウプト通り
西洋風のカラフルな建物が立ち並びます

ビスマルク通りから東に向かうハウプト通り(Hauptstr.)が旧市街のメインストリートになります。いかにも西洋風のカラフルな建物が立ち並ぶ、観光客にも人気の賑やかな通りです。

包装をテーマにしたドイツ梱包博物館
博物館へと続く階段
色々な物のパッケージが展示されていました
瓶や缶
古ぼけた瓶
和風の缶もありました

包装をテーマにしたドイツ梱包博物館(Deutsches Verpackungs-Museum)。飲み物、タバコ、お菓子など、色々な物のパッケージが展示されていました。と言っても、入口付近のディスプレイを見ただけですが…。中には和風の缶もありました。

聖アンナ教会

聖アンナ教会(St.Anna-Kirche)メインストリートからはちょっと離れたところにありました。

椅子博物館

こちらもメインストリートからは離れた椅子博物館(Heidelberger Stuhlmuseum)。入ってませんが、おそらく椅子がたくさんあるのでは…。

プファルツ選帝侯博物館
プファルツ選帝侯博物館

またハウプト通りに戻ります。ワインレッド色の宮殿、プファルツ選帝侯博物館(Kurpfälzisches Museum)。貨幣、武具、絵画などの美術品やハイデルベルクの歴史に関する展示をしているそうです。

大学の建物が集まっている大学広場

大学広場(Universitätsplatz)の周りには、昔からある大学の建物が集まます。ハイデルベルク大学は1386年に建てられた、ドイツで最古の大学です。

旧大学校舎でもある大学博物館

旧大学校舎でもある大学博物館(Universitätsmuseum)。一階ではハイデルベルク大学の歴史を紹介しています。

格式の高そうな旧講堂

大学博物館の二階にある格式の高そうな旧講堂(Alte Aula)。今でも現役で、大学での式典はもちろん、コンサートや講演会などにも使用されているそうです。

天井に描かれた4つの絵は神学、法学、医学、哲学の4学部を表していまず

天井に描かれた4つの絵は神学、法学、医学、哲学の4学部を表しているそうです。

大学が学生に罰を与えるために作った学生牢
1712年から1914年までの間に使われていた学生牢

大学博物館の目玉、1712年から1914年までの間に使われていた学生牢(Studentenkarzer)。かつてハイデルベルクの街は大学の構内の一部という扱いで、治外法権でした。よって学生が軽犯罪を犯しても警察に頼れませんでした。そこで大学が自分たちで罰を与えるために作った、いわゆる反省部屋です。

一面に数え切れないほどの落書き
一面に数え切れないほどの落書き

投獄された学生たちは、壁一面に数え切れないほどの落書きを残しました。自分の名前や似顔絵、罪状や刑期などを書いて、自己主張をして楽しんでいたようです。『ちょっと悪ぶってる俺、かっこいい』のノリで、学生牢に入ることは一種のステータスだったようです。

一面に数え切れないほどの落書き

窓があって太陽の光も入るので、牢獄からイメージされる陰惨な雰囲気は無いです。

一面に数え切れないほどの落書き

ストーブもあるので冬も暖かです。投獄された最初の二日間は水とパンだけでしたが、その後は差し入れをしてもらうこともできたそうです。

影絵のようなシルエットだけの絵が多い
影絵のようなシルエットだけの絵が多い

影絵のようなシルエットだけの絵が多いですが、これは当時の流行りだそうです。
こんな落書きが今では人気観光地になるのだから、世の中よくわからないものです。

250年もの歴史があるZum Güldenen Schaf
250年もの歴史があるZum Güldenen Schaf

学生牢の見学を終えて、昼食をとったのは250年もの歴史がある Zum Güldenen Schaf というお店。店名は『黄金の羊』という意味です。内装も古い感じで趣があります。

ハイデルベルクオリジナルビール
ソーセージとプレッツェル

今回のドイツ旅行で最後の食事となるので、やはりビールとソーセージとプレッツェルで!

イエズス教会
ミサが行われていました

昼食後、ハウプト通りをさらに東に行きます。ファザードが立派なイエズス教会(Jesuitenkirche)ではミサが行われていました。
ハイデルベルクの教会は、見た範囲では外観が赤系で統一されていました。何か建てるに当たっての決め事でもあったのでしょうか?

ハイデルベルクで最もポピュラーな精霊教会
高さ82メートルの尖塔を持ちます

ハイデルベルクで最もポピュラーな教会である精霊教会(Heiliggeistkirche)。この辺りで最も高い、高さ82メートルの尖塔を持ちます。選帝侯の墓が納められているそうです。

モダンなデザインのステンドグラス

精霊教会のステンドグラスは、あまり他の教会では見たことがないような、モダンなデザインです。

物理学の窓と呼ばれるステンドグラス

物理学の窓(Physikfenster)と呼ばれる赤いステンドグラスは、広島の被爆者を追悼し平和を祈る意味で作られたそうです。右下に1945年8月6日の日付が入っています。

精霊教会でもミサが行われていました

精霊教会でもミサが行われていました。

ルネッサンス様式のファザードが素晴らしい騎士の家

精霊教会の目の前に位置する騎士の家(Hotel Zum Ritter St.Georg)。ルネッサンス様式のファザードが素晴らしいです。泊まれます。

マルクト広場の中央にはヘラクレスの泉

マルクト広場(Marktplatz)。中央にはヘラクレスの泉(Herkulesbrunnen)があります。オープンカフェが展開されていて、皆さん思い思いにくつろいでいます。

18世紀の初めに建てられた市庁舎

マルクト広場に面して堂々と建つ市庁舎(Rathaus)。18世紀の初めに建てられたバロック様式の建物です。

天使が支えるマドンナ像

マルクト広場の南の広場、コルンマルクト(Kornmarkt)に立つマリアンの柱と聖母の噴水(Kornmarkt-Madonna)。

マルクト広場のプレデター

コルンマルクトにはなぜかプレデターの像。

マルクト広場のエイリアン

そしてエイリアンの像。どちらもかなりの力作です。

ハイデルベルク城はケーブルカーで上ります
ケーブルカーは展望台まで行けます

いよいよメインのハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)に向かいます。ハイデルベルク城は高台にあるので、ケーブルカーで上ります。もちろん歩いても行けます。ケーブルカーは城が終点ではなく、さらに先にある展望台まで行けます。

ケーブルカーのシュロス駅

ケーブルカーのシュロス駅(Bergbahn Heidelberger Schloß)に到着。約5分の乗車でした。
ハイデルベルク城はプファルツ伯(Pfalzgraf)の居城でしたが、30年戦争およびプファルツ継承戦争によってボコボコにされ、半ば廃墟と化しました。

ハイデルベルク城のテラスからの眺め

ハイデルベルク城のテラス(Altan)からの眺め。旧市街が一望できる絶景スポットです。川沿いにオレンジ色の屋根が並んでいる様は、いかにもヨーロッパ。

ディッカー塔は防衛のための塔

それでは城の散策開始です。
ディッカー塔 (Dicker Turm) と呼ばれる防衛のための塔。なんとも絶妙な感じで廃墟になっていて良いです。

城門塔とループレヒト館

右側の塔が城門塔(Torturm)。側面に時計が付いています。その隣の建物がループレヒト館(Ruprechtsbau)で、プファルツ選帝侯ループレヒト3世(Ruprecht III)の名前から取られています。

火薬の倉庫だった火薬塔

火薬の倉庫だった火薬塔 (Krautturm) 。プファルツ継承戦争時に見事に半分に破壊され、崩れた壁が塔に寄りかかっています。

廃墟になっているイギリス館

ペラペラの廃墟になっているイギリス館(Englischer Bau)。イギリス王女エリザベス・ステュアート(Elizabeth Stuart)に由来します。

ファザードに歴代の選帝侯の像が飾られているフリードリヒ館

ハイデルベルク城の中で、最も目立っているフリードリヒ館(Friedrichsbau)。選帝侯フリードリヒ4世(Friedrich IV)にちなんで名付けられました。ファザードには歴代の選帝侯の像が飾られています。

オットー・ハインリヒ館

オットー・ハインリヒ館(Ottoheinrichsbau)。選帝侯オットー・ハインリヒ(Otto Heinrich)にちなんで名付けられています。窓枠を通して見える青空が廃墟感があって良いです。

ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館
ドイツ薬事博物館

薬局塔 (Apothekerturm) およびオットー・ハインリヒ館には、今はドイツ薬事博物館(Deutsches Apotheken-Museum)があります。ゴシック時代やルネサンス時代の薬瓶や、薬を作るための器具、薬局施設など薬に関する歴史が展示されていて、理系人間としてはかなり面白かったです。

大樽棟
世界最大級のワインの大樽があります

ハイデルベルク城の大樽棟(Fassbau)。世界最大級のワインの大樽があります。写真右上の方にちょこっと写っている人と比べると、その大きさがわかると思います。

エリザベス門

エリザベス門(Elisabethentor)をくぐって、ハイデルベルク城の観光を終えます。

カールス広場からハイデルベルク城を見上げます

カールス広場(Karlsplatz)からハイデルベルク城を見上げたところ。高い場所にある城というのは、やはり絵になります。ハイデルベルク城はドイツ三大名城の一つに挙げられているそうで、残る二つはノイシュヴァンシュタイン城とホーエンツォレルン城です。

カールス広場にある噴水

同じくカールス広場にある噴水(Sebastian-Münster-Brunnen)。モチーフがよくわかりません。

民族学博物館

民族学博物館(Völkerkundemuseum)。入り口の脇に鎮座している仏像が違和感でいっぱいです。

戯曲Alt-Heidelbergの舞台になったZum Roten Ochsen

戯曲 Alt-Heidelberg の舞台にもなった歴史的なレストラン Zum Roten Ochsen。観光地としての色合いが濃いレストランです。

古い橋を意味するアルテ橋
公称はカール・テオドール橋

ドイツ語で『古い橋』を意味する石の橋、アルテ橋 (Alte Brücke) 。公称はカール・テオドール橋(Karl Theodor Brücke)だそうです。

選帝侯カール・テオドールの像

橋脚には橋の公称にもなっている、橋の建造者である選帝侯カール・テオドール(Karl Theodor)の像。

ハイデルベルクの守護神アテナの像

別の橋脚にはハイデルベルクの守護神アテナ(Ἀθηνᾶ)の像。

アルテ橋からの眺め
アルテ橋からの眺め

アルテ橋からのネッカー川の眺め。ハイデルベルク城を見るのに絶好のスポットです。それにしても天気が良いって素晴らしいです。

白い壁をもつ橋塔

橋の両端には白い壁をもつ橋塔(Bruckentor)が建てられています。かつて見張りのために使われていたものです。

橋の猿と呼ばれるブロンズ像

橋の猿(Bruckenaffe)と呼ばれるブロンズ像。左手に持っている鏡に触れるとご利益があるという、よくある話もあります。意外と大きいため、猿の頭の部分をヘルメットのようにして、頭を突っ込むこともできるそうです。

マンハイム中央駅

ハイデルベルク観光も終え、あとは空港に向かうのみ…と思っていたのですが、ちょっとだけ寄り道でマンハイム中央駅(Mannheim Hbf)で下車しました。文字通りの駆け足観光です。

市電も走ってます

マンハイムは碁盤の目のようにキレイに道路が交差した、とても計画的に造られた街です。メトロも走ってます。

街のシンボル給水塔
街のシンボル給水塔

フリードリヒ広場(Friedrichplatz)の中央に、街のシンボルの給水塔(Wasserturm)が建っています。高さが約60メートルのアール・ヌーヴォー様式の美しい塔です。給水塔と言うからにはもちろん貯水もでき、2000トンの水を溜めておけるそうです。

フリードリヒ広場の噴水

フリードリヒ広場には美しい噴水(Wasserspiele)もあります。まさに市民の憩いの場といった感じです。

マンハイム美術館

前を通りがかったマンハイム美術館(Kunsthalle Mannheim)。

フランクフルト空港へ向かいます

今度こそすべての観光を終え、フランクフルト空港へ向かいます。

フランクフルト空港に着きました

無事フランクフルト空港に着きました。お疲れさまでした。