ワルプルギスの夜

Walpurgisnacht

~魔女たちの夜宴~

三日目(4/29) ~ ゴスラー ~ ターレ ~ クヴェトリンブルク ~

まだ暗いうちのフランクフルト中央駅

早朝まだ暗いうちのフランクフルト中央駅。いつ見てもこの駅は格好良いです。今日はハルツ地方の観光ということで、まずゴスラーの街に向かいます。

フランクフルト中央駅のプレッツェル屋

駅中のパン屋さん。ドイツ料理はだいたい不味いと思っている自分ですが、数少ない美味しいものの一つがプレッツェルだと思います。この日の朝食として食べた、パセリバターを塗ったものは超美味しかったです。

ドイツ鉄道の旅客列車の中では最速のICE

乗り換えのゲッティンゲン駅(Bahnhof Göttingen)までは ICE で行きます。ICE は『イーツェーエー』と読むようです。ドイツ鉄道の旅客列車の中では最速を誇ります。

ゲッティンゲン駅

ゲッティンゲン駅。ゲッティンゲンは大学都市とも呼ばれ、多くのノーベル賞受賞者を排出しているそうです。ここからは Metronom という私鉄に乗り換えます。

クライエンゼン駅

またまた乗り換えのため、クライエンゼン駅(Kreiensen)で降りました。ここからは再びドイツ鉄道の RB に乗ります。

ゴスラー駅

ゴスラー駅(Bahnhof Goslar)に到着。ここから世界遺産のランメルスベルクの旧鉱山(Rammelsberg)に向かうバスが出ています。今回はそちらには行かず、ゴスラー市街を歩いて回ります。駆け足観光だったので、施設への入場は一切無しです…。

紅葉がキレイなノイヴェルク教会

駅から街の中心地へ向かう途中にあったノイヴェルク教会(Neuwerkkirche)。教会もキレイでしたが、それ以上に紅葉している木々が美しいです。それにしても、旅行三日目にしてようやく青空が見えました。

棒を持つ男と傘を持つ女のオブジェ

ノイヴェルク教会のすぐ近くに立つ『棒を持つ男』と『傘を持つ女』のオブジェ(Rosentor Skulpturen)。どちらもふくよかで愛嬌があります。Fernando Botero というコロンビアの芸術家の作品だそうです。

聖ヤコブ教会の目の前にあった高校

聖ヤコブ教会(St.Jakobus der Ältere)の目の前にあった高校。歴史がありそうな建物でした。

肉類を売る屋台
野菜や果物を売る屋台

街の中心へ向かう通りには何軒もの屋台が出ていました。美味しそうでしたが、肉や野菜は一介の旅行者が買って帰っても調理ができないので、とりあえずスルー。

歴史的な建物が集まるマルクト広場

ゴスラーの旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。その中心のマルクト広場(Marktplatz)。1850年よりも前に建てられた、ロマネスク様式の木組みの建物が多く見られます。他のハルツ地方の街にある木組みの建物よりも、色合いが暗めで落ち着いた雰囲気です。

木組みの建物が多く見られます

中央から放射状に敷き詰められた、様々な色の石畳がキレイです。朝も早めだったので、人出はそれほどではありませんでした。

ワルプルギスの夜の横断幕

ワルプルギスの夜の横断幕。明日の夜に向けての準備も怠りません。

ゴスラーの街のシンボル帝国の鷲

マルクト広場中心にある噴水には帝国の鷲(Reichsadler)の黄金の像があしらわれています。この鷲はゴスラーの街のシンボルだそうです。

15世紀に建てられた市庁舎

15世紀に建てられた市庁舎(Rathaus)。白い壁に茶色のアーチが特徴的です。内部の見学もできるそうです。

かつての中世貴族の館ブルストトゥーフ

ブルストトゥーフ(Brusttuch)。かつては中世貴族の館だったそうで、現在はホテルになっています。もの凄く飛び出た出窓です。

皇帝ハインリヒ3世に建てられた皇帝居城

皇帝居城(Kaiserofalz)。11世紀に皇帝ハインリヒ3世(Heinrich III.)が建てたそうです。しかし現在建っているのは19世紀に復元されたものです。

ドーム入口の間

皇帝居城付帯のドーム入口の間(Domvorhalle)。以前は大聖堂が建っていましたが、今ではその一部分である玄関ホールだけが残っているそうです。そしてその前には謎の巨大な頭の石像が…。

ジーメンスの家

ジーメンスの家(Siemenshaus)。ドイツの大企業ジーメンスの創業者が1963年に建てた家です。かなり大きくて凝った木組みの大邸宅です。

ゴスラー博物館

ゴスラー博物館(Goslarer Museum)。なかなかに味のあるキャラクターがお出迎えしてくれています。ゴスラーの街の歴史がわかる展示が多いそうです。

錫製人形博物館

錫製人形博物館(Zinnfiguren Museum)。錫で作られた小さな人形たちを展示しているそうです。いわゆる彩色メタルフィギュアです。

楽器と人形博物館

楽器と人形博物館(Musikinstrumente und Puppenmuseum)。オープンしていませんでした…って言うか、なんか潰れて閉館していたっぽいです。

形の異なる2本の尖塔を持つマルクト教会
教会の前にはオープンカフェが出ていました

マルクト教会(Marktkirche Goslar)。形の全然異なる2本の尖塔を持っているのが珍しいです。曜日限定で北側の塔に登ることができるそうです。教会の前にはオープンカフェが出ていました。

屋台でソーセージを購入

小腹が空いたので屋台でソーセージを購入。ソーセージのサイズに対してパンが小さ過ぎる気もしますが…。ソーセージもドイツで数少ない美味しいものの一つだと思ってます。

近代美術館メンヒェハウス

メンヒェハウス(Mönchehaus Museum Goslar)。1528年に建てられた家屋を使った近代美術館です。こちらも格好良い木組みの家です。

顔に釘がグサグサ刺さったオブジェ

街中で見かけた、顔に釘がグサグサ刺さったオブジェ。なんか怖いです。

12世紀に建てられた歴史ある教会です

街中をフラフラ。木組みの家々と、流れる小川の組み合わせがキレイです。ホントに天気が良くて良かったです。

パン屋と踊る魔女の人形
メニューを紹介する魔女の人形
店先に吊るされる魔女の人形
ベンチで誘う魔女の人形
柱にくくられている魔女の人形
街を掃除する魔女の人形
うじゃうじゃいる魔女の人形
木に登る魔女の人形

ワルプルギスの夜の前日ということで、街の色んな場所で魔女の人形を見かけました。座っていたり、踊っていたり、吊るされていたり、木に登っていたりと、シチュエーションも様々です。魔女と言うよりも『それは普通のお婆さんだろ』というような人形も多かったですが…。作りが雑なところに味があります。

ゴスラー駅の普通列車RE

ゴスラー駅まで戻ってきました。ここから普通列車 RE でヴェルニゲローデ駅(Bahnhof Wernigerode)に向かいます。

ヴェルニゲローデ駅

ヴェルニゲローデ駅に到着。それほど大きくない駅ですが、スーパーマーケットも入っていて便利でした。

ハルツ狭軌鉄道のヴェルニゲローデ駅
HSBは蒸気機関車でブロッケン山に向かいます

ヴェルニゲローデにはドイツ鉄の駅の他に、ハルツ狭軌鉄道(Harzer Schmalspurbahn)通称 HSB の駅があります。HSB は蒸気機関車でブロッケン山(Brocken)に向かいますが、これは明日のお楽しみ。

ヴェルニゲローデ駅前

ヴェルニゲローデ駅前は特に何もありませんでした。開けているので、ヴェルニゲローデのシンボル、ヴェルニゲローデ城(Schloß Wernigerode)も遠くに見えました。

宿泊したホテルアルトラ

宿泊したホテルアルトラ(Hotel Altora)。駅から徒歩5分程度で、街の中心部にも10分足らずで行ける、なかなかの好立地でした。

ハルバーシュタット駅

再びヴェルニゲローデ駅から乗車して、ターレ中央駅(Thale Hbf)に向かいます。写真は乗り換え駅のハルバーシュタット(Bahnhof Halberstadt)。乗った列車は HEX(HarzElbeExpress)という私鉄です。この HEX、どうやら今では倒産してしまったらしいです…。

ターレ駅に到着

ターレ駅中央に到着。木組みの洒落た駅舎です。まずは魔女伝説の舞台を求めて、ゴンドラリフト乗り場まで歩きます。

聖ペトリ教会

聖ペトロ教会(Sankt Petri Kirche evang.)。公園の端の方にあり、緑の中に佇む美しい教会です。鋭角な尖塔を持つキレイな形の教会です。

レストランの前にあった木彫りの人形

レストランの前にあった木彫りの人形。どこかの部族っぽいです。

ホテルの前にあった木彫りのオブジェ

ホテルの前にあった木彫りのオブジェ。巨人っぽいです。

ボーデ川が流れています

ターレの街中にはボーデ川(Bode)が流れています。

魔女の街らしいオブジェ

ゴンドラリフト乗り場近くの、アスレチックが充実した公園にあったオブジェ。いかにもな魔女の街らしいオブジェです。

ハルツ山上へと登るゴンドラリフト
ハルツ山上へと登るゴンドラリフト

ハルツ山上へと登るゴンドラリフト。後で乗る予定のチェアリフトとの共通チケットを買いました。

ハルツ山上に着きました

ハルツ山上に着きました。よく晴れていて良い眺めです。

ワルプルギスホール

ワルプルギスホール(Walpurgishalle)。博物館になっているそうですが、この時は改装中のようで開いていませんでした。

ハルツ山上劇場

ハルツ山上劇場(Bergtheater)。野外劇が行われるそうです。この時は開いていませんでした。

幸運を運ぶと言われる魔女の人形

さらに歩いていくとお土産屋さんにたくさんの魔女の人形が売っていました。かつては忌み嫌われた魔女ですが、今では『幸運を運ぶ』として人気だそうです。自分も一つ買って帰りました。

木彫りの悪魔のオブジェ
木彫りのおどけたオブジェ

山の上には色々な木彫りのオブジェがありました。悪魔っぽいのもあれば、なんだかよくわからないおどけたものまで…。

ヘクセンタンプラッツ辺りからの眺め
魔女の踊り場と言われるヘクセンタンプラッツ

ヘクセンタンプラッツ(Hexentanzplatz)。『魔女の踊り場』と言われる場所で、魔女たちが集まって宴を開いたという伝説があるそうです。この辺りは過去に魔女狩りの火炙りなどが行われた場所だったため、このような伝説が残ったらしいです。ここからの眺めも良いです。

小さくて可愛らしい悪魔の像

ヘクセンタンプラッツには魔女や悪魔関係の像がいくつも並んでいました。これは小さくて可愛らしい悪魔。

鼻の大きな魔女の像

一番人気だった鼻の大きな魔女の像。後ろから見ると、ここには載せられないようなとてもセクシーなお尻をしています。

準備中のイベント舞台

ヘクセンタンプラッツでも4月30日にはイベントが行われるようでした。準備中の舞台の感じからすると、コンサート的なもののようでした。

イベントのチラシ

イベントのチラシ。

チェアリフト乗り場はゴンドラリフト乗り場からすぐ近くです
チェアリフトで向かいの山に登ります

一旦下山して、次はチェアリフトで向かいの山に登ります。チェアリフト乗り場はゴンドラリフト乗り場からすぐ近くです。

チェアリフトを降りたらひたすら山道を登ります

チェアリフトを降りたらひたすら山道を登ります。目的地までは思っていたよりも距離が長く、早足でも10分弱掛かったのが誤算でした。

ロストラッペの見晴台は馬の足跡』という意味です

ロストラッペの見晴台(Aussichtsplattform Rosstrappe)に到着。ロストラッペとは『馬の足跡』という意味です。

ドイツのグランドキャニオン?

ロストラッペの見晴台はドイツのグランドキャニオンとも呼ばれている、というか名乗っているそうです。さすがにちょっと言いすぎな気がします。

名前の由来となった馬の蹄の跡

名前の由来となった馬の蹄の跡。ちょっと場所がわかりにくかったです。結構な量のコインが投げ込まれていました。

カトリック教会

下山してターレ中央駅に向かう途中で見たカトリック教会(Katholische Kirche Thale)。ちょっと中を覗きましたが、シンプルな教会でした。

緑色が可愛い機関車

小屋博物館(Hüttenmuseum)とやらの前に置かれていた、緑色をした可愛い機関車。

クヴェトリンブルク駅

ターレ中央駅から再び HEX に乗って、次の目的地のクヴェトリンブルク駅(Bahnhof Quedlinburg)に到着。クヴェトリンブルクの旧市街は戦争でほとんど被害が無く、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。駅到着時点ですでに17時30分を回っていたので、この街も駆け足観光です。

街を流れるボーデ川

街の中心部に向かいます。駅からすぐのところで、街を流れるボーデ川を渡ります。ボーデ川はターレの街から続いています。

フリーメーソンの人たちの像

メインストリートを歩いていくと、カフェの前に立っていたフリーメーソンの人たちの像。なぜここに作られたかは謎です。

教育機関の前に立っていた像

教育機関の前に立っていた像。どうやら図書館のようです。

クヴェトリンブルクのマルクト広場
ロマネスク様式の木組みの古い建物が並んでいます

マルクト広場(Marktplatz)に到着。ゴスラーのマルクト広場と同様に、ロマネスク様式の木組みの古い建物が並んでいますが、こちらの方が色合いがポップで明るい感じがします。クヴェトリンブルクの旧市街には木組みの家が1300以上もあるそうです。

楽器を演奏する人たちの像

マルクト広場に立っていた楽器を演奏する人たちの像。

マルクト広場に面して建つ市庁舎

市庁舎(Rathaus)がマルクト広場の北側に建っています。石造りの建物の窓枠に蔦が絡まって、なかなか凄いことになっています。

ローラントの像

市庁舎の左端にはローラント(Roland)という騎士の像が立っています。クヴェトリンブルクの街の自由と公正を表しているそうです。

クヴェトリンブルクの街の紋章

市庁舎の前の地面にはクヴェトリンブルクの街の紋章がタイルで描かれていました。

ベネディクト教会

マルクト広場に面したベネディクト教会(Marktkirche St.Benediktii)。塔に登ることができるそうですが、残念ながら訪れた時間が遅すぎて開いていませんでした。

ブラシイ教会

マルクト広場近くのブラシイ教会(Blasiikirche)。シンプルな外観のレンガ造りの教会です。こちらも閉館後…。

何とも言えない手作り風ドール

カフェの入口に置いてあった何とも言えない手作り風ドール。

蔦が絡まっていた建物

市庁舎に負けず劣らず蔦が絡まっていた建物。

城山はハインリヒ1世によって築かれました
ドイツ発祥の地と呼ばれることもあります

クヴェトリンブルクのメイン観光地の城山(Schloßberg)に行きます。この城は919年にハインリヒ1世(Heinrich I.)によって築かれました。ハインリヒ1世はドイツの初代王であることから、ドイツ発祥の地と呼ばれることもあるそうです。だいぶ大きく出たものです。城はハインリヒ1世が亡くなった後、女子修道院として使用されたそうです。

城山の中にある聖セルヴァティウス教会
1129年に建てられた聖セルヴァティウス教会

城山の中にある聖セルヴァティウス教会(Stiftskirche St.Servatii)。1129年に建てられたもので、かなり重厚な感じの作りの教会です。ロマネスク様式のバジリカが素晴らしいそうですが、こちらも閉館後でした。

城山博物館
城山博物館の扉に彫られていた動物

聖セルヴァティウス教会の隣りにある城山博物館(Schloßmuseum)。もちろん閉館後でした。扉に彫られていた動物は犬?豚?よくわかりませんでした。

マンホールにもクヴェトリンブルクの紋章

城山のマンホールにもクヴェトリンブルクの紋章の鷹が刻まれていました。

城山から見たクヴェトリンブルクの街並み

城山から見たクヴェトリンブルクの街並み。オレンジ色の屋根の家々がまるで箱庭のようです。この後城山から下りて、帰路につくために駅に向かいます。

ニコライ教会

途中で見たニコライ教会(St.Nikolaikirche)。二本の鋭角的な尖塔が目立っていて、城山からもよく見えていました。どうせ開いてないだろうと思って、遠目に見ただけで済ませました。

昔使われていたクヴェトリンブルク駅舎

クヴェトリンブルク駅に戻ってきました。ホームには昔使われていた駅舎がありました。可愛いっていうか、小さ過ぎ?

ハルバーシュタット駅
蒸気機関車が止まっていました

乗り換えのハルバーシュタット駅。この街にも木組みの家々があります。蒸気機関車が止まっていました。

>列車から見た夕焼け

列車から見た夕焼け。もう20時過ぎですが、まだこの明るさです。

うっすらとオレンジ色になったヴェルニゲローデの街

ヴェルニゲローデに帰ってきました。うっすらとオレンジ色になった街がキレイです。

ヴェルニゲローデの市庁舎

ヴェルニゲローデの市庁舎(Rathaus)。ヴェルニゲローデ城と並んで街のシンボルであり、誇りでもあるそうです。おとぎ話に出てきそうな、2本のトンガリ屋根がなんともメルヘンチックな感じの建物です。

夜も更けてきたヴェルニゲローデの街

夜も更けてきたヴェルニゲローデの街。

晩ごはんはケバブとビール

晩ごはんは軽めにケバブとビールで。さすがにこの日は予定を詰め込み過ぎて、急ぎ足になってしまいました。もっと一つ一つの街をじっくり見たかったです。