スロベニア国旗

イドリヤ ~Idrija~

かつて水銀採掘で繁栄した町イドリヤは、スペインのアルマデンという都市とともに『アルマデンとイドリヤの水銀の遺産』として、水銀鉱山や旧市街が世界遺産に登録されています。
メイン観光のアントニイェフ坑道は屋内施設で、かつメーデーも営業中だったので、ちょうど雨だった5月1日に訪れました。
イドリヤまでは首都リュブリャナからバスで一時間二十分程度です。

アントニイェフ坑道 ~Antonijev Rov~

世界遺産に登録されているアントニイェフ坑道

アントニイェフ坑道はイドリヤの水銀鉱山の中でも最も古い坑道で、1500年から1994年に閉鎖されるまで約五百年間も採掘が行われていました。2012年に世界遺産として登録されています。

アントニイェフ坑道の建物全景 アントニイェフ坑道の看板

アントニイェフ坑道の名前の由来は、鉱山事故に対する守護聖人でもある『聖パドヴァのアントニオ』からだそうです。

ジャケットとヘルメットが借りられます 髭のおじさんの像

坑道の長さは約1500メートルで、見学は所要約一時間三十分のガイドツアーのみです。見学者は作業服に見立てたジャケットとヘルメットを借してもらえます。髭のおじさんの像があるホールで20分ほどの映像を鑑賞してから出発です。

坑内への入り口

坑内入り口に書かれている”Srećno”は『幸運を!』の意味です。

安全祈願のための聖三位一体礼拝堂

入り口からさほど離れていない場所に、坑夫たちの安全祈願のために造られた聖三位一体礼拝堂がありました。坑夫たちはここでお祈りをしてから毎日の作業に入ったようです。ガイドのお姉さんはなかなかの美人でした。

坑内の様子を再現した人形 綺麗なガイドさんが説明してくれました 坑内の様子を再現した人形 坑内はなかなか雰囲気があります

途中に置かれた人形などで、当時の坑夫たちがどのように採掘していたかを紹介しています。人形が動いたり、機械音や爆発音がしたりと、臨場感を出すための工夫がされていました。

余談ですが、この施設に到着したときは入り口に鍵がかかっていて「休みなのか?」と焦りました。ツアーの開始時刻よりも早く行き過ぎるのは良くなさそうです。

ケヴェルクニック城 ~Gewerkenegg grad~

ケヴェルクニック城の建物 ケヴェルクニック城を中庭から

ケヴェルクニック城は16世紀に造られた城で、かつてはここで鉱山の管理を行っていたそうです。中庭から見た時の壁や窓枠の装飾が可愛らしいです。現在は市立博物館として使われています。イドリヤの町や鉱山の歴史、鉱物、イドリヤの名産であるレースなどが展示されているそうですが、今回は中には入りませんでした。

イドリヤレース学校

イドリヤレースと言えば、1876年に創設されたレースを作る学校もあります。

聖アントン教会 ~Cerkev Svetega Antona~

聖アントン教会を見上げる 聖アントン教会を見下す

聖アントン教会は高台の上にひっそりと建つ教会です。観光地という感じではなく、入り口は閉まっていて、中には入れませんでした。周りに遮るモノのない高いところに建っているので、イドリヤの町を一望できます。

さらにチャペルを見上げる 教会よりも高い場所に建つチャペル

教会のすぐ近くにチャペル(Kapela Križev Pot)もあり、こちらはさらに高い場所に建っています。

聖母被昇天教会 ~Cerkev sv.Jožefa~

いびつな四角形だけで作られたステンドグラス 聖母被昇天教会の建物 低予算な感じで派手さは無いです

イドゥリィツァ川(Idrijca)沿いに建つこの聖母被昇天教会も特に観光地というわけではないですが、ちょっと内部の様子が面白かったので載せてみました。全体的に低予算な感じで派手さは無いですが、いびつな四角形だけの組み合わせで作られたステンドグラスが斬新です。