スロベニア国旗

シュコツィヤン鍾乳洞 ~Škocjanske jame~

シュコツィヤン鍾乳洞は1986年に世界遺産に登録された洞窟で、スロベニアで唯一の自然遺産です。首都リュブリャナから最寄りのディヴァチャまでは列車で行けますが、この時は往路の列車が急遽運休となり、代替バスで行くことになってちょっとドキドキしました。

ディヴァチャ駅 ~Divača~

ピンク色をした小さなディヴァチャ駅 鍾乳洞行きのバスの本数はとても少ない

シュコツィヤン鍾乳洞に公共交通機関で行くには、鉄道のディヴァチャ駅を目指します。そこから鍾乳洞行きの無料バスが出ていますが、このバスの本数がなんとも少なく、プランニングに悩まされました。オンシーズンにはもっとバスの本数は増えるようですが…。

駅前の蒸気機関車

駅前にはなぜか蒸気機関車が飾ってありました。また、駅の周辺には飲食店のようなものはほとんどなかったので、帰路の列車を待つ間はとてもヒマでした。

シュコツィヤン鍾乳洞 ~Škocjanske jame~

世界遺産のシュコツィヤン鍾乳洞

シュコツィヤン鍾乳洞は約三億年前に作られたという、長さが約6キロメートル、深さが約220メートルの地下渓谷です。

シュコツィヤン鍾乳洞は世界遺産です ぞろぞろと団体で鍾乳洞の入り口まで下っていきます

内部の見学はツアーのみで、コースは二通りあり、今回は最大の見どころであるレカ川(Reka)に架かる吊り橋を含むコース1にしました。コース1は約1.5キロメートル、一時間半の道のりです。ビジターセンターからぞろぞろと団体で鍾乳洞の入り口まで下っていきました。

外の明かりが眩しい 出口まで来てようやく撮影解禁

残念ながら見学コース内は完全に撮影禁止です。みなさんきちんと決まりを守っており、出口まで来るとようやく写真撮影が解禁になるので、鬱憤をはらすかのように写真を撮りまくっていました。

パンフレットより洞窟内部の様子

パンフレットより洞窟内の様子です。シュコツィヤン鍾乳洞はレカ川の流れの力によって作られていて、具体的には礫岩という硬い岩が水で流されて石灰岩を削ってできたそうです。洞窟内で霧が発生することがあるそうですが、これは外から流れ込んできた川の水温が洞窟内の温度より高いためだそうです。

パンフレットよりツェルケヴェニコヴィムの吊り橋

さらにパンフレットよりレカ川に架かる『ツェルヴェニコヴィムの吊り橋』です。洞窟内で最も高い場所に架かる橋で、そこから47メートル下を流れるレカ川を覗き込むことができます。ネットでシュコツィヤン鍾乳洞の感想なんかをみてると、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の『モリアの坑道』のシーンを連想している方を見受けますが、非常に言い得て妙だと思います。なんにしても、洞窟内で川がゴーッと流れている轟音を聞くというのは不思議な感じです。

もっとどんな感じか知りたい方は公式ギャラリーを見ると良いかと思います。神秘的で素晴らしい写真がいっぱいで、行ってみたくなること請け合いです。

洞窟の外にはハイキングコース 渓谷を流れるレカ川 途中にいくつかの滝も見られます コースは断崖に囲まれています 遠くに見える教会が素敵 疲れたらケーブルカーで帰ることも可能

洞窟の外に出ると断崖に囲まれたハイキングコースになっています。ビジターセンターまで戻るには100メートル以上の標高差を登らなくてはいけませんが、川あり滝ありの見どころの多いコースなので、歩いていて楽しいです。面倒くさい人には一気に登れるケーブルカーもあるので安心です。

シュコツィヤン鍾乳洞資料館 かつて洞窟内の調査に使用していた品々を展示

ビジターセンター近くにはシュコツィヤン鍾乳洞資料館もありました。かつて洞窟内の調査に使用していたであろう品々が展示されていました。

シュコツィヤン鍾乳洞とポストイナ鍾乳洞、どちらが良いか?というと、ネット上ではシュコツィヤン鍾乳洞に軍配が上がっているケースが多いように思えます。冒険をしているような雰囲気のシュコツィヤン鍾乳洞、アトラクション的な楽しさのあるポストイナ鍾乳洞と、タイプが異なっていてどっちも良いじゃんと個人的には思うので、ちょっとでも興味を持ったら両方とも行くのが良いのではと思います。