スロベニア国旗

リュブリャナ新市街

スロベニアの首都リュブリャナは地震や洪水による自然災害に多く見舞われました。そのたびに復興・再開発が行われたこともあり、バロック、ルネッサンス、ウィーン分離派と色々な時代の建造物が混在する町です。
町がこじんまりとしているため、主な観光地は徒歩で巡ることができるのも魅力です。

プレシェーレン広場 ~Prešenov trg~

観光の起点プレシェーレン広場

プレシェーレン広場はリュブリャナの中心広場であり、観光客の誰もが訪れるであろう観光の起点です。いつも大勢の人で賑わっています。

リュブリャナの模型がありました 広場にはプレシェーレンの像が立っています

広場にはスロベニア人最高の詩人と言われるフランツェ・プレシェーレン(France Prešeren)と文芸を司る女神 Musa の銅像が立っています。プレシェーレンはスロベニア国歌の作詞も手掛た凄い人です。

プレシェーレンが見つめるユリヤの彫刻 ユリヤの彫刻もプレシェーレンを見ています

プレシェーレンの像の視線の先をたどると、彼が思いを寄せた女性ユリヤ(Julija)の彫刻があります。結局恋は成就せずに、彼はアナという女性と結婚しましたが、生涯ユリヤを忘れることはできなかったそうです。ユリヤの彫刻の視線も、プレシェーレンに向いているそうです。

ピンク色の外観が印象的なフランシスコ教会

プレシェーレン広場には、ピンク色の独特の外観が印象的なフランシスコ教会(聖マリア受胎告知教会・Frančiškanska cerkev Marijinega oznanjenja)が建っています。ピンクとはなかなか他では見ない思い切った配色ですが、ピンクはフランシスコ会を象徴する色なんだそうです。

フランシスコ教会の見事な天井画 フランシスコ教会の祭壇

フランシスコ教会は1600年代に建てられた教会で、イタリアの影響を強く受けたデザインとなっています。イタリアの彫刻家フランチェスコ・ロッバ(Francesco Robba)によって作られた祭壇や、アーチ型の天井に描かれたフレスコ画が見事です。

フランシスコ教会のパイプオルガン ライトアップされた夜のフランシスコ教会

この辺りは夜でも人が多いので、フランシスコ教会のライトアップを見に来るのも安心です。

ティヴォリ公園 ~Tivoli Park~

雪が残るティヴォリ公園

リュブリャナの中心部の西側にある、緑にあふれるティヴォリ公園です。訪れたのは4月の末だったのですが、その二日前に雪が降ったそうで、まだそれなりに積もっていました。

栗の木が植えられたプロムナード とても広いティヴォリ公園

1813年にフランス人技術者ジャン・ブランシャール(Jean Blanchard)によって設計され、その面積は約5平方キロメートルとリュブリャナで最大の公園です。

公園内にあるティヴォリ城

公園内にあるティヴォリ城(Tivolski grad)。他にも国立現代史博物館になっているツェキノフ城(Cekinov grad)などがあります。

謎のオブジェその1 謎のオブジェその2

公園内には現代アート的なオブジェがいくつもあります。写真はどちらも何がモチーフとなっているのかさっぱりわかりません。

リュブリャナ大学 ~Univerza v Ljubljani~

リュブリャナ大学本館

リュブリャナ大学はスロベニアで最古かつ最大の大学で、約56,000人の学生が在籍しているそうです。

リュブリャナ大学は邸宅だったものを改築して使っています リュブリャナ大学の表札

大学本館は元々は大邸宅だったものを改築して使っているそうです。

リュブリャナ大学にあるオブジェ

アメリカ・トランプ大統領の奥さんのメラニアさんがかつて在籍していました。卒業はしていませんが…。

三位一体聖堂 ~Cerkev sv.Trojice~

三位一体聖堂の六本の柱を持つファザード 三位一体聖堂の内部 三位一体聖堂の内部 三位一体聖堂の内部

1718年から1726年の間に建てられた三位一体教会ウルスリン教会・Uršulinska Cerkev)です。石造りの台座の上に立つ、六本の柱を持つファザードが印象的な教会です。外観はパッと見は教会に見えないかも。

教会に隣接するウルスリン修道院

教会はウルスリン修道院(Uršulinski samostan)とくっついていて、その鐘楼は1895年の地震の後に取り壊され、新しいものが作られたそうです。

教会前に立つ三位一体の柱

教会前には三位一体の柱が立っています。

東方正教会 ~Pravoslavna cerkev sv.Cirila~

木々に囲まれた東方正教会

ティヴォリ公園の近くにある東方正教会です。1921年にリュブリャナにセルビア正教会が設立された後、1932年に当時のセルビア総主教ヴァルナヴァ(Varnava)によって教会の基礎が作られました。

東方正教会の内部 東方正教会の内部の見事な壁画 東方正教会の内部の見事な天井画

1936年に非公式ながら教会は完成し、その後改築・装飾がなされていったようです。正式な完成日は2005年10月23日となっているそうです。正教会らしく、壁や天井に一面に描かれたイコンが見事です。

メテルコバ ~AKC Metelkova mesto~

アーティスティックな一角メテルコバ

リュブリャナ駅からすぐの距離に、メテルコバという実にアーティスティックでサイケデリックな一角があります。

まだおとなしい方のバスケットコート タイルのように彩られた家

元々は旧ユーゴスラビア人民軍の兵舎があった場所ですが、1980年代後半にここを拠点に芸術家や活動家が集まり、スロベニアが旧ユーゴスラビアから独立した際に、兵舎を文化センターとして使用することを認められたそうです。

一面に海洋生物が描かれている家 ベレー帽ひげ眼鏡がインパクト大

使用を認められた後も市から退去を求められ、電気や水を止められたりといった嫌がらせ、なかなか大変だったようです。こういういきさつからか、非常にアナーキーな感じのするエリアです。

ネズミと足の融合 アートなのか落書きなのか

敷地内にはひたすらアートなものが並んでいます。天気が悪い日に訪れたせいもあり、ちょっと怖い感じもしたメテルコバですが、昼間は極めて健全な場所だそうです。

躍動感あふれるオブジェ

奇妙なアートが並ぶメテルコバの中でもひときわ目立つ建物。昔は馬小屋だったものが、今ではメインの工房兼ライブハウス兼ギャラリー等々だそうです。躍動感があふれ過ぎている人のオブジェ?がちょっとキモいです。

以前は刑務所も今はホステルに

以前は刑務所だった建物。今ではHostel Celicaという名前の人気ホステルです。

格納庫はバーカウンターに

格納庫として使われていた建物も、今では週末はバーカウンターになるそうです。

自動車も芸術品に早変わり 自転車も芸術品に早変わり

自動車や自転車もこの通り芸術作品に早変わり。

雨だろうと観光客も訪れます

まったく予備知識なしに迷い込んだので、非常に度肝を抜かれたメテルコバでした。リュブリャナでも特に印象に残った場所です。

博物館 ~muzej~

特に興味が無かったので中に入ってはいませんが、リュブリャナにある博物館の数々です。多くの博物館が毎月第一日曜日は無料で入場できるそうです。

国立美術館

国立美術館(Narodna galerija)です。スロベニアで最も重要な美術品を所蔵しているそうです。

近代美術館

近代美術館(Moderna galerija Ljubljana)です。スロベニア人芸術家による現代アートの展示が主だそうです。

現代美術館

現代美術館(Muzej sodobne umetnosti Metelkova)です。こちらもスロベニア人芸術家の作品が中心の展示だそうです。

民俗学博物館

民俗学博物館(Slovenski etnografski muzej)です。スロベニアに関するもの以外にも、アジア・アフリカの民族資料も展示されているそうです。モダンな建物が格好良いです。

国立博物館

国立博物館(Narodni muzej Slovenije)です。1885年に建てられた立派な建物です。中ではスロベニア有史以来の出土品が展示されているそうです。

国立博物館分館

国立博物館には民俗学博物館の近くに分館(Metelkova)もあります。外観も民俗学博物館に似てます。

市立博物館

市立博物館(Mestni muzej Ljubljana)です。ユーゴスラビア時代のものの展示が多いそうです。

>国立現代史博物館

国立現代史博物館(Muzej novejše zgodovine Slovenije)です。ティヴォリ公園内にあるツェキノフ城(Cekinov grad)を博物館として使っています。

オペラ座

博物館とは違いますがオペラ座(SNG Opera in balet Ljubljana)です。2010年にリニューアルされた割と新しい建物です。

リュブリャナ駅 ~Postaja Ljubljana~

交通の拠点リュブリャナ駅 列車には落書きがいっぱい

スロベニアの交通の拠点リュブリャナ駅です。ヨーロッパの国の首都の駅としてはこじんまりとしています。なぜか列車には落書きをされているものが多かったです。車庫がメテルコバに近いからでしょうか?

リュブリャナ駅のバスターミナル 各方面へのバスが発車します

駅舎を出てすぐ右手にバスターミナルとチケット売り場があります。チケット売り場はそんなに窓口の数がないので、時間に余裕をもって行ったほうが良いかも。

その他、新市街で目についたものをいくつか…。

イエスの心教会

ちょいちょい町中で教会を見かけますが、観光地化されてない中に入りにくいものも多いです。これはイエスの心教会(Cerkev Srca Jezusovega)。

聖ペテロ教会 聖ペテロ教会

これは聖ペテロ教会(Cerkev sv.Petra)。尖塔を二本持っています。

福音教会

福音教会(Evangeličanska cerkvena občina Ljubljana)です。中には入れませんでした。

国会議事堂

国会議事堂(Državni zbor Republike Slovenije)です。入り口には人間が連なった装飾が施されていて、ちょっと気持ち悪いです。

共和国広場

共和国広場(Trg republike)です。国会議事堂や日本大使館が周囲にあります。

クリジャンケ野外劇場

クリジャンケ野外劇場(Križanke)です。そんなに広い劇場ではなかったです。おじさんたちの茶飲み場になっていました。

石碑が林立する公園 Hologram Evrope

謎の石碑が林立する公園。Hologram Evropeというプロジェクトで、欧州連合加盟国を表す27本の石柱、加盟国ではないけどヨーロッパの国を表す6本の石、プロジェクト開催地のリュブリャナを表す1本の石からなっているそうです。

PIVNICA UNION ノンフィルタービールが飲めます

リュブリャナにはスロベニアの二大ビールの一つ『UNION』のビール工場があります。もちろんパブも併設です。酵母が濾過されていないノンフィルタービールが飲めます。