中央大街 ~ロシア風建築が建ち並ぶストリート~
ハルビンの街の中心には、ロシア風建築が建ち並ぶ中央大街があります。
かつてはロシア語で「キタイスカヤ(中国人街)」と呼ばれていました。
全長1.45キロメートル、幅21.34メートルの街の中心から松花江へと続く一直線の道で、キレイな花崗岩の石畳が敷き詰められています。
ココにいると、ハルビンが中国だということを忘れさせられる、なんとも不思議な場所です。
現在は当時の雰囲気を残しつつも、一大ショッピングエリアになっています。
大きく掲げられた中央大街の看板。
中央大街は歩行者天国で自動車は入って来ないので、ゆっくりと散策を楽しめます。
中央大街には数多くの古い建物が残っています。
現在は別の用途で使われているものばかりですが。
1909年に建てられ、日系デパート松浦洋行として使われていた赤い丸屋根の建物。(写真左上)
旧ハルビン一等郵便局の建物。(写真右上)
1919年に建てられ、ロシア系デパート秋林洋行(チューリン百貨店)として使われていた緑色の建物。(写真左)
1906年にユダヤ系ロシア人商人によって開業されたモデルンホテル(馬送爾賓館)です。
淡いピンク色の外見の可愛らしいホテルですが、色々な有名人も宿泊している老舗です。
一大ショッピング街だけあって、中央大街にはいくつかのデパートもあります。
松花江の近くにあるデパート百盛。(写真左)
まだ新しくてキレイなデパートです。
黄色い三角屋根が二つ付いた建物がデパート・中央商城。(写真右)
中央大街のほぼ真ん中に位置し、衣類や食料品など様々なものが売っていました。
いくつかデパートを見て回りましたが、ココが一番盛況でした。
夜遅くまで営業していた俄羅斯工芸品・東北特産食品超市。
マトリョーシカ人形をはじめ、ハルビンのメジャーなお土産が一堂に揃っています。
手袋や防寒靴など寒さ対策グッズも売っていたので、刺すような冷たさに耐えられないときはどうぞ。
NHKの『関口知宏の中国鉄道大紀行』で、関口さんも立ち寄っていたロシアショップ。
番組では非常に可愛い店員さんが出ていましたが、この時は残念ながら会えませんでした。
もう一月だと言うのに、時期外れのクリスマスツリーでしたが、高さ10メートル近くもあってとても立派でした。
夜に見てみたかったです。