エジプト旅行記 カイロ・ギザ・ルクソール・アスワン・アレキサンドリア

エジプト旅行記

2012年4月30日~5月7日

アブ・シンベル神殿

アブ・シンベル神殿はエジプト最南端の観光スポットといえる場所で、もうちょい南に行くとスーダンとの国境です。エジプトとスーダンの国境は、東の方の係争地域を除いては『北緯22度線』で綺麗に分けられていますが、神殿のあるナセル湖辺りだけはスーダン領がピョコッと飛び出たようになってます。

アブ・シンベル神殿ほとりのナセル湖

アブ・シンベル神殿はラムセス2世によって建造され、大神殿と小神殿の二つからなります。アブ・シンベル神殿はアスワンハイダム建設時に水没してしまうはずでした。しかし、ユネスコの主導で救済活動が行われ、現在のナセル湖沿岸の、元の位置から60m高い位置に移されました。
移設の際には遺跡をブロック状に切り出し、それを移設先でまた組み立てるという途方も無い方法で、約5年間をかけて行われたそうです。

四体並ぶ巨大なラムセス2世像

アブ・シンベル大神殿は太陽神ラーを祭神としています。
大神殿の前には20mもの巨大な四体(一体は壊れている)の像が並んでいますが、全てラムセス2世です。自己顕示欲の強い人です。四つの像は左から右に行くに従って歳を取っているそうですが、見てもよくわかりません。
四体のラムセス2世象の足元には家族たちの像があり、また入り口の上の方にはホルス神の像が彫られてあります。

上下エジプト統一の壁画

残念ながら内部の写真撮影は禁止なので、外からの写真ばかりになってしまいますが…。その内部にはいたる所に壁画が刻まれていて、王様がどれ程素晴らしいことをおこなったかとか、どんな戦争があったかとかが彫られています。
この写真は『上下エジプト統一』をモチーフにした壁画で、神殿内部にもだいたい同じものが彫られています。古代エジプトの王=ファラオは『上下エジプトの王』なので、王座の辺りにはよくこの絵柄が彫られているそうです。

年に二回だけ日光が届く神殿の奥

アブ・シンベル大神殿では、年に二回だけ神殿の奥まで日光が届き、そこにある四体の像のうち、冥界神であるプタハ以外の三体を照らすような設計になっています。これを見るために観光客が殺到(?)するらしいです。
本当はラムセス2世の誕生日である2月22日と、王に即位した10月22日にこの現象が起こるはずでしたが、神殿の移設によって今では日にちがちょっとずれてしまったそうです。

ネフェルタリの為に造られたアブ・シンベル小神殿

アブ・シンベル小神殿はハトホル女神を祭神としていて、ラムセス2世の王妃であるネフェルタリの為に建造されました。
小神殿の前には六体の像が並んでいますが、そのうちの四体はラムセス2世、二体はネフェルタリです。足元には二人の子どもたちの像が彫られています。

アブ・シンベル小神殿の入り口

こちらも当然内部の写真撮影は不可…。内部には様々なレリーフが彫られているのは大神殿と同様です。ホールにはハトホル女神の顔が彫られた柱が六本立っていますが、あまり可愛くないです。ハトホル女神は牛の耳を持つ愛と幸運の女神です。
アブ・シンベル神殿のある辺りは非常に暑く、気温が50℃を超えることもあるそうです。暑さ対策は万全に。

スポンサーリンク

Topへ